太陽と地球のこと

太陽と地球のこと

小学生が見る理科図鑑には宇宙のことが書いてある。
太陽は水素でできた燃える球体で地球はその周りを公転している、などなど。
きれいな絵が載ってたりする。

子供のころは、宇宙はすごいな~とまさに子供の感覚そのままで驚いてたりした。
なぜか理科では地球の大きさや太陽の大きさや太陽までの距離などは詳しく教えるようなことはなかった。

それでいて、高校になると遠心力や求心力など習い、第一宇宙速度や第二宇宙速度(地球からの重力を振り切って地球を脱出する速度)など、地味な計算をしたりする。

理科教育は、テスト問題を解くまえに、もっと驚くようなことを子供に教えたほうがいいと個人的に思う。

例えば、太陽と地球の大きさと距離を実感させるとか。

太陽の大きさは地球を109個並べた大きさ(らしい)。
具体的には、直径1400000000メートル。

地球の直径は、13000000メートル。

地球と太陽との距離は、150000000000メートル。

数字がでかすぎてよくわからないから、太陽を直径1センチメートルとする。

すると、地球は直径0.1ミリメートル。

地球と太陽との距離は、1.1メートル。

こうするとわかり易い。

太陽はパチンコ球くらいの大きさ。
地球は0.1ミリメートルだから、0.5ミリのシャーペンで紙にポチっと点を描いたくらいのホコリみたいな大きさ。

0.1ミリメートルのホコリが、1.1メートルの距離離れたパチンコ球の周りを、1年かけて1周する。

なんと地球の小さいこと!なんと太陽まで遠いこと!

しかも、地球と太陽との間には、0.1ミリより小さい水星と金星の2つのホコリしかない!

2メートルサイズの空間に、パチンコ球ひとつと、ホコリ3つしかないのである!!

こんなのが、真っ暗な空間に浮かんでいるのが現実だった!しかも46億年も!

暗闇の中でずっと光つづける1センチのパチンコ球の周りを、0.1ミリのホコリが1.1メートル離れて46億年もぐるぐる回っているという、なんとも奇妙な世界が現実の世界。

本に騙されてはいけない。

なにごとも、ちゃんと自分で考えてみるのが大事だと思う(・ω・)

このホコリの上で命が生まれ、人類が誕生して今に至るわけだけど、それもあと50億年もすればパチンコ球が赤色巨星となってブワーっと膨張しホコリを飲みこみ地球は消滅する。

なんだろね、いったい(-_-)

不思議だなーと思って、やっぱり小学生時代からあまり頭のなか変わってないなと再確認してしまいますね

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